ファミリー層が株主優待狙いで株を購入する場合、子ども関連株に焦点を当ててみてください。
株主優待が届くときを親子でワクワクしながら待つ楽しみがあります。
けれども、家族のことを考えると、あまりリスクのある投資はできませんよね。
- いくらまで投資してもいいの?
- 子ども関連の銘柄でおすすめは?
- ファミリー層が株式投資で注意すべき点は?
以上の3つが、ファミリー層の投資初心者が抱く疑問ではないでしょうか。
そこで、ここでは株式投資歴15年以上の主婦が、おすすめの子ども関連株をまとめました。
これまで購入したことのある銘柄と注目の銘柄を紹介しています。
ファミリー層が株式投資するメリット
ファミリー層は、子どものための教育資金や夫婦の老後資金などを考えると、あまりリスクのある投資には手を出したくないと思うのではないでしょうか。
また、お金のかかる時期なので、投資に回せるだけの余裕も多くはないですよね。
とはいえ、今の時代銀行にお金を預けているだけでは、増えるどころか振込手数料で減ってしまいかねません。
ですから、もちろんリスクはありますが、お金を借りるのではなく余裕資金の一部を使って株式投資してみるのもお金を増やす1つの手段です。
子ども関連株を購入して、子どもにかかるお金の一部を株主優待でまかなえるのは魅力的だと思いませんか?
教育費は子どもが大きくなればなるほどかかってきます。
小さいうちに少しでも貯蓄を増やしておくためにも、株主優待狙いの株式投資は悪い選択ではないと思います。
株主優待がもらえるファミリー向けのおすすめ銘柄8選
ファミリー層がもらって嬉しい株主優待には、どんな優待品があるでしょうか?以下に例を挙げてみます。
- 子どものおもちゃ
- 子ども服
- 子どもイベントの優待割引
- 教育関連
ファミリー層には、子どもも親も喜べるような株主優待がいいですよね。
株主優待を賢く利用して、子育て費用を少しでも浮かせる銘柄を狙いましょう。
では、さっそく上記の4つの業種別におすすめの銘柄をご紹介します。
2019年10月の時点で、30万円以下の投資資金で購入できる銘柄に限定しました。ここで紹介した以外にも、主婦の方のおすすめなもらって嬉しい銘柄10選や、スポーツ好きな方におすすめの観戦チケットがもらえる株主優待もあります。
証券コード(銘柄コード)とは
上場企業に対して付与される4桁の識別番号のことを指す。
おもな市場名:プライム、スタンダード、グロース
子どものおもちゃ
あまり増やしたくはないけれど、ついつい買ってあげたくなってしまうのが子どものおもちゃです。
株主優待でおもちゃが届けば、子どもにサプライズのプレゼントができますね。
タカラトミー(証券コード:7867 プライム、権利確定日:3月末、9月末)
100株以上で、自社オンラインショッピングでの買い物10%割引(1年以上保有で30%、3年以上で40%割引)、および限定トミカ2台(3月のみ)。
乗り物好きの子どもがいる家庭には嬉しい優待品ですよね。
わが家もとても楽しみにしていました。
実は、2,000株以上で株主優待オリジナルの「リカちゃん」ももらえますが、投資金額のハードルが高いのでここではおすすめしません。
むしろ、100株を長期保有して、オンラインショッピングで好きな商品を割引価格で購入することをおすすめします。
サンリオ(証券コード:8136 プライム、権利確定日:3月末、9月末)
100株以上で、「サンリオピューロランド・ハーモニーランド」共通優待券3枚、1,000円相当の買物優待券1枚を年2回もらえます。
共通優待券は入場料と同等です。
「ハローキティ」や「マイメロディ」は女の子に大人気。
家族でお出かけができてお買い物もできるなんて、サンリオのキャラクターが好きな子どもには、かなり嬉しい株主優待ですね。
ハピネット(証券コード:7552 プライム、権利確定日:3月末)
100株以上で専用カタログから1品もらえます。
500株以上なら2品およびこども商品券2,000円分、1,000株以上での優待もあります。
ハピネットはバンダイナムコグループの玩具卸会社。
おもちゃのほか、ゲーム、DVDなども選べるので、子供の趣味にも合わせられます。
子ども服
子どもは成長が早いので、すぐに洋服がサイズアウトしてしまいますよね。
子どもの被服費は意外にお金がかかります。株主優待割引を利用して洋服を購入すれば、かなりの節約になるでしょう。
西松屋(証券コード:7545 プライム、権利確定日:2月20日、8月20日)
100株以上で1,000円相当の買物カードが年2回もらえます。
また3年以上保有すると、さらに500円相当の買物カードが2月のみ追加されます。
西松屋の服は、安いので着回すのに重宝しますよね。西松屋の株主優待を活用すれば、ベビー用品や子ども服の節約になるのでおすすめです。
オンワードホールディングス(証券コード:8016 プライム、権利確定日:2月末)
100株以上で、自社のオンラインショッピングの優待割引券(20%割引)がもらえます。6回まで利用可能で、1回の買物限度額は30万円。
ちょっとしたお出かけ用にオンワードの「any FAM」や「組曲KIDS」などの子ども服は可愛くておしゃれですよね。
オンワードなら、ママの服もパパの服も購入できるので、一石二鳥です。
ナルミヤ・インターナショナル(証券コード:9275 プライム、権利確定日:2月末)
100株以上で、最大10万円までの買い物で1回だけ利用できる「10%ディスカウント券」がもらえます。
10万円の買い物なら1万円の割引です。
「mezzo piano」をはじめとして女の子に人気のブランドが多数あり、同社の服を購入する機会の多いファミリーにおすすめ。
イベントの優待割引
子どもが生まれるとお宮参りに始まり、七五三、入園、卒園とさまざまな家族のイベントがありますよね。そんなときに活用できる株主優待割引を見逃すわけにはいきません。
スタジオアリス(証券コード:2305 プライム、権利確定日:8月末)
100株以上で株主写真撮影券(1万1,000円相当)を1枚もらえます。
四切写真プリント(フレーム付)、キャビネサイズデザインフォト(アクリルフレーム付)、B3サイズポスターのいずれかと交換できます。わが家では小学校入学まで利用していました。
撮影料、衣装代、写真代が含まれているのでとってもお得。家族写真の撮影や祖父母に渡す写真プリント代は別料金になりますが、あれもこれもと注文すると数万円かかる場合もあるので、かなりの節約効果があります。
教育関連
子どもの習い事や塾など教育関連はお金をかけてあげたいと思うのが親心。株主優待で割引が受けられたり、商品がもらえたりするのは助かりますね。
ベネッセホールディングス(証券コード:9783 プライム、権利確定日:3月末、9月末)
100株以上で、自社グループ会社商品(カタログ)が年2回届きます。
カタログの内容は、食品からしまじろうグッズ、ベネッセの英語教室の2,000円割引クーポンまでさまざま。
好きな商品を選べるのが嬉しいですね。食品や宿泊割引券を選べば、子どもが大きくなっても継続保有ができる点もいいなと思います。
ルネサンス(証券コード:2378 プライム、権利確定日:3月末、9月末)
100株以上で、株主優待券2枚が年2回もらえます。有効期限は6か月。
- 優待券1枚につき1名(15歳以上)の1日の施設利用料が無料。
- 施設内のショップの商品(1,000円以上)が20%割引になります。
- 入会金が無料(1枚で何名でも利用可)。
ルネサンスは、スイミングやテニス、サッカーなど多くのジュニアスクールを経営しています。
子どもがスポーツを習いたいと言ったときに、ルネサンスの入会金が無料になったり、用品をそろえるときに割引が受けられたりします。
親が息抜きに施設を利用するのもいいですね。
KADOKAWA(証券コード:9468 プライム、権利確定日:3月末)
毎年3月31日現在の株主のうち、1年以上の継続保有かつ100株以上で、所有株数に応じKADOKAWAグループのカタログから商品をもらえます。
- 書籍 3冊
- DVDまたはブルーレイ 1点
- ゲームソフト 1点
- 角川新字源 改訂新版 1冊
- 大注目! 写真とイラストでわかる 大正時代をのぞいてみよう 1冊
- テレビちゃんバスタオル 1枚
- ムビチケ前売券GIFT(カードタイプ) 2枚セット
- BOOK☆WALKER GIFTカード 2枚セット
- 角川文庫・ラノベ読み放題カード3ヵ月分 1枚
- ところざわサクラタウン共通商品券 3枚
「君の名は。」で有名なKADOKAWAでは、電子書籍やアニメに力を入れておりお子様向けの映像メディアや本も充実しています。
ムビチケは全国で使える映画の前売券です。人気の映画をお子さまと見に行くご家庭に最適。
テレビちゃんバスタオルなど、実用的な商品も選べます。
株式投資にはリスクもある
株で儲けたからといって、信用取引に手を出したり投資資金を増やしたりすると、不況の波がやってきたときに対応できません。
株による損失のために、子どもの進学の選択肢を減らしてしまうことになったら悲しいことです。投資はあくまでも投資。リスクをきちんと理解した上で、株式投資を始めてください。
損をしても教育費に影響しないと思える金額を設定しましょう。
子どもの成長に合わせて株主優待つきの株を売買する
子ども関連の株を所有して、株主優待をもらうときに気をつけたいのが「子どもの成長に合った優待品かどうか」です。
たとえば、前述にて紹介したスタジオアリスの株は、七五三を終えると使う機会はほとんどなくなります。
そうなると株主優待の恩恵はありません。
このように、子どもにとっても親にとっても旨みがなくなったら、売却を検討してみましょう。
もちろん株価のチェックは忘れずに。
子ども関連の株主優待品をゲットして親子で株主生活を楽しもう!
子ども関連の株は幼児教育無償化の影響で、今後成長していく可能性を秘めています。ですから、株主優待だけでなく配当金も期待できるかもしれません。
ご紹介した銘柄は、どれも魅力的な商品がもらえたり割引が受けられたりと、親子でもらって嬉しい株主優待ばかりです。
自分のニーズに合った、気になる銘柄があったらぜひ検討してみてください。