数社からお金を借りていて利息や管理が負担になっている人は、おまとめローンの利用を検討すると良いでしょう。
支払い日をひとつにまとめられるうえ、より低金利なローンに借り換えることも可能です。

現在提供されているおまとめローンには、金利や審査時間などにおいてそれぞれ特徴があるため、自分にあった商品を選ぶことが早期完済へのポイントになります。
おまとめローンは複数の借り入れが判明している状態なので、本人の返済能力を超えていると判断され審査に通りやすいとはいえません。
同業の消費者金融おまとめローンで一本化する

消費者金融からの借り入れは、同じ消費者金融のおまとめローンなら審査に通りやすいでしょう。
銀行は複数の消費者金融からの借り入れがあると、審査に落ちやすくなるからです。
消費者金融どうしの借り換えでも、まとめた借り入れが貸金業法に定められた金額を上回れば必ず金利は下がりますし、返済日を統一できることから、おまとめローンを借りた恩恵を受けやすくなります。
借入金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20% |
10万円~100万円未満 | 年18% |
100万円以上 | 年15% |
本来、消費者金融のカードローンは総量規制の対象となるため、年収の3分の1までしか借りられませんが、おまとめローンは総量規制の対象外となり、年収の3分の1を超える借り入れが可能です。
消費者金融のおまとめローンは、インターネットや自動契約機からの申し込みが可能なところが多く、来店不要で申し込めるので利便性が高いです。
アコムの借換え専用ローンはバレずに借りられる

限度額 | 300万円 |
金利 | 7.7%~18.0% |
返済期間・回数 | 最大146回・最長12年3か月 |
おまとめ対象 | 消費者金融などの貸金業者のみ |
WEB完結 | △ |
アコムでは借換え専用ローンを提供しており、おまとめローンとして利用することが可能です。
アコム借換え専用ローンの限度額は300万円で金利は7.7%~18.0%。資金使途は借り換えのみとなっています。
借換え専用ローンの審査は勤務先への電話連絡を原則行わず、必要な場合も申込者の同意を得ずには電話しないため会社バレの心配もないでしょう。
借換え専用ローンの申込方法は、アコムに初めて申し込む場合はインターネットや自動契約機(むじんくん)、店舗などで申し込みめますが、すでにアコムを利用している場合はインターネット契約に対応しておらず、フリーダイヤルに電話をかけた後に自動契約機(むじんくん)で手続きします。
アイフルのおまとめローンは保証実績が伸長し審査に積極的

限度額 | 800万円 |
金利 | 3.0%~17.5% |
返済期間・回数 | 最長10年・最大120回 |
おまとめ対象 | 消費者金融、銀行、クレジットカードのショッピング、キャッシングなど |
WEB完結 | ✕ |
アイフルは法人・事業者向け事業者ローンの保証事業でおまとめローンの業績が伸びていることから、自社のおまとめローンの審査も積極的に受け付けています。(引用元:アイフル決算プレゼンテーション)
アイフルのおまとめローンには、アイフルを利用中の人向けのおまとめMAXと、初めてアイフルで借りる人向けのかりかえMAXがあります。
ふたつの商品は、対象者が異なるだけで基本的な融資内容は同じで、消費者金融のカードローンだけでなく銀行ローンやクレジットカードのリボ払いもおまとめ・借り換えが可能です。
限度額は800万円で金利は3.0%~17.5%です。アイフルのカードローンでは最高金利が18.0%なので、おまとめMAX・かりかえMAXの方が0.5%低くなっています。
申し込み方法は電話やWebからとなりますが、Webからの申し込みなら24時間いつでも対応。カードレス・口座振替登録をすればローンカードや郵送物の送付もないため家族バレも防げます。
プロミスおまとめローンは自動契約機から申し込める

限度額 | 300万円 |
金利 | 6.3%~17.8% |
返済期間・回数 | 最長10年・最大120回 |
おまとめ対象 | 消費者金融などの貸金業者のみ |
WEB完結 | ✕ |

プロミスのおまとめローンは、自動契約機から申し込みが可能です。ほかの大手消費者金融のおまとめローンでは申し込めないことが多いので、ネットや電話申し込みを避けたい人に向いています。
プロミスの一般のカードローンは、限度額が500万円で金利は4.5%~17.8%となっており大手消費者金融では低金利でしたが、おまとめローンは限度額が少額に設定されていることや最低金利が高めです。
もし、高額の融資を希望するならカードローンに申し込んで、自分で他社の借り入れを一本化する方法もあります。
おまとめローンの対象となるのは、消費者金融やクレジットカードのキャッシングなどの無担保ローンのみで、銀行カードローンやクレジットカードのショッピングは対象外です。
最大160回まで支払いを伸ばせるSMBCモビットおまとめローン

限度額 | 500万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
返済期間・回数 | 最長13年4ヵ月・最大160回 |
おまとめ対象 | 消費者金融などの貸金業者のみ |
WEB完結 | ◯ |
SMBCモビットのおまとめローンは返済回数が最大160回払いまで可能となっており、他社のおまとめローンと比較して長期返済が可能です。
返済期間が長引くほど支払利息が多くなるため高額になりますが、毎月負担なく返済していきたい人には最適でしょう。
申し込みは電話から行い、他社借り入れ状況などを伝えます。審査結果はSMSで通知され、契約手続きは会員専用サービスMyモビで行います。Web完結なので郵送物もなく家族バレの心配もありません。
SMBCモビットのおまとめローンは、すでにSMBCモビットに入会している人のみが申し込めて限度額は500万円です。
最大5社までおまとめ可能なLINEポケットマネー借りかえ

限度額 | 300万円 |
金利 | 3.0%~15.0% |
返済期間・回数 | 最大180か月・180回 |
おまとめ対象 | 消費者金融などの貸金業者のみ |
WEB完結 | ◯ |
2022年4月から新しく始まったLINEポケットマネー借りかえは、最大5社までの借り入れをおまとめ可能と公表しています。
他社でのお借入れがある方(1社~最大5社)
引用元:LINEポケットマネー商品概要
おまとめローンは何社分まで借りられるか明示している貸金業者は他にありません。
複数の会社からお金を借りていると審査に通るのは難しいと考えがち。しかし、はじめから条件に組み込まれていれば、おまとめローンに申し込みしやすくなるでしょう。
限度額は300万円なので大手の消費者金融に比べると少ないですが、少額融資で何社からもお金を借りて管理しきれないときにLINEポケットマネー借りかえは最適です。
LINEポケットマネー借りかえの金利や限度額はLINEスコアをもとに審査されて決定します。
実際に2人の申し込み者で比較したところ、LINEの利用歴が短くスコアが低い人でも15.0%の金利で借りられると表示されました。
スコア | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
586 | 11.0% | 300 |
149 | 15.0% | 300 |
申し込みはウォレットからLINEポケットマネーをタップして手続きします。必要書類として収入証明書の提出は必須なので事前に調べて準備してください。
どこも審査に通らなければ中小消費者金融のおまとめローン
中小消費者金融では、大手消費者金融とは異なった独自の審査基準を設けていることがあり、大手消費者金融でお金を借りられなくても中小消費者金融のおまとめローンなら審査に通る可能性があります。
中小消費者金融というと知名度が高くないため闇金だと思われていることがありますが、金融庁に貸金業者として登録されている業者であれば正規の業者です。
ただし、ネット申し込みやWeb完結には対応していないことがほとんどで、来店が必要な貸金業者も。
おまとめローンを取り扱っている主な中小消費者金融の限度額と金利は下記の通りです。
消費者金融 | 限度額 | 金利 | 返済期間 |
---|---|---|---|
AZ | 200万円 | 7.0%~18.0% | 7年3か月 |
いつも | 500万円 | 4.8%~18.0% | 5年 |
中央リテール | 500万円 | 10.95%~13.0% | 10年 |
アロー | 200万円 | 15.00%~19.94% | 15年 |
フクホー | 200万円 | 7.30%~20.00% | 15年 |
デイリーキャッシング | 600万円 | 8.5%~14.5% | 10年 |
中小消費者金融のおまとめローンでも限度額が600万円までのところもありますが、金利は大手消費者金融と比較すると高いところが多いです。
まずは大手消費者金融に申し込み、審査に通らなかった場合のおまとめ先として検討すると良いでしょう。
銀行カードローンの審査に通れば簡単におまとめできる

消費者金融などと同様に、銀行でもカードローンを提供しているところが多いですが、おまとめローンを取り扱っている銀行は少ないというのが現状です。
というのも、銀行は基本的に法人を対象とした営業を行っており、少額借り入れにとどまることが多い個人の顧客は優先順位が低くなるからです。
銀行は多重債務者への貸付には特に慎重なので、審査に通りにくい傾向があります。ただし、1~2件ほどの借り入れであれば審査に通る可能性はあるでしょう。
銀行で借り入れを一本化する場合は、おまとめローンではなく通常のカードローンでお金を借りて完済します。
原則としておまとめローンは追加でお金を借りられませんが、一般のカードローンなら限度額の範囲内で何度も借り入れを繰り返せます。
銀行のカードローンは低金利なので、まずは銀行のローンに申し込んでみると良いでしょう。
楽天銀行スーパーローンは借り換え利用も推進している
限度額 | 800万円 |
金利 | 1.9%~14.5% |
使いみち | 自由(事業資金を除く) |
カードレス | ◯ |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | ◯ |
楽天銀行スーパーローンは一般のカードローンとして提供されている商品ですが、借り換えにも利用可能です。
公式サイトでも「借り換えに公的な金利」と記載されていることから、借り換えやおまとめとして活用することを推奨しているといえます。
限度額は800円で、金利は1.9%~14.5%です。現在借り入れ中のカードローンの金利が18.0%の場合、楽天銀行スーパーローンに借り換えすると3.5%程度も金利を下げられます。
楽天銀行スーパーローンでは随時お得な入会キャンペーンを開催しているほか、すでに楽天会員になっている人は審査で優遇される可能性があります。
イオン銀行カードローンは5日程度でカードが到着

限度額 | 800万円 |
金利 | 3.8%~13.8% |
使いみち | 自由(事業資金を除く) |
カードレス | ◯ |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | ◯ |
申し込みから契約までWeb完結なので郵送物もなく、ATM手数料はいつでも0円。イオン銀行の口座がなくても申し込めるので口座開設にかかる時間は不要となり、審査のあとにカードもすぐ発送されるため早ければ1週間以内にお金を借りられるでしょう。
なお、イオン銀行の口座があればカード到着前に1回だけ振込融資でお金を借りられます。
イオン銀行は複数のローンを用意していますが、おまとめローンはありません。しかし、イオン銀行カードローンをおまとめローンとして利用できることは公式サイトにも記載されています。
イオン銀行のおまとめローンはありますか?
イオン銀行では「おまとめローン」という名称のローンはご用意しておりませんが、ローンはフリーローン(イオンアシストプラン)・カードローンなど特長の異なるタイプからお選びいただくことができます。
引用元:イオン銀行
イオン銀行のフリーローン「アシストプラン」もおまとめローンとして利用でき、限度額は700万円でカードローンよりも100万円低くなりますが、金利が3.8%~年13.5%と上限金利が0.3%低くなります。ただし、イオン銀行の口座が必要なほか、追加借り入れはできません。
PayPay銀行カードローンには無利息期間がある
限度額 | 1,000万円 |
金利 | 1.59%~18.0% |
使いみち | 自由(事業資金を除く) |
カードレス | ◯ |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | ◯ |
paypay銀行カードローンは、銀行カードローンにはめずらしい無利息期間があります。初回借入日から30日間の金利は0円なので、1ヶ月分の利息を節約でき、借り入れが大きいほど支払金額を減らせることになります。
1,000万円借りることに成功すると1.59%の低金利を適用されるので、借り入れの一本化に使えば金利を下げることに役立ちます。
100万円未満の借り入れでは18.0%になるので、なるべく多額を借りられるように申し込むのがおすすめです。
PayPay銀行は実店舗を持たないことから、取り引きはすべてWebで完結します。仮審査結果は最短60分で通知されるので、早くお金を借りたい人にも最適です。
三井住友銀行は3つの口座で借りたお金を管理しやすい

三井住友銀行のインターネットバンキングは3支店の口座を登録できるため、カードローンで借りたお金を生活と返済の資金として振り分けられます。
三井住友銀行あての送金は手数料無料なのでスマホからすぐに資金移動できます。
三井住友銀行カードローンの詳細は下記のとおりです。
限度額 | 800万円 |
金利 | 1.5%~14.5% |
使いみち | 自由(事業資金を除く) |
カードレス | ◯ |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | ◯ |
申し込みは運転免許証など本人を証明する書類のみですが、50万円以上の借り入れを希望する場合は源泉徴収票など年収の証明が必要です。
Web完結以外に三井住友銀行のローン契約機でも手続き可能。カードはその場で受け取って最短翌営業日からお金を借りられます。
三井住友銀行の口座を持っていなくてもカードローンに申し込めますが、インターネットバンキングのSMBCダイレクトで資金管理したいときは事前に開設しておきましょう。
アプリなら最短当日、Webからも早ければ1週間で口座を作れます。口座開設の方法はこちらを参考にしてください。
低金利や限度額が高いなど独自性のあるおまとめローン
おまとめ専用のローンを提供している金融機関は独自のサービス内容となっていますが、金利が低いものや利用限度額が高額なものはそれだけ審査が厳しい傾向にあります。
とはいえ、審査に通れば1,000万円借りることにも成功する可能性はあるので、まずは仮審査や相談窓口を利用するのもおすすめです。
東京スター銀行は最大1000万円をWEB完結で申し込める
限度額 | 1,000万円 |
金利 | 9.8%~14.6% |
返済期間・回数 | 最長10年・最大120回 |
おまとめ対象 | 消費者金融、銀行、クレジットカードのショッピング、キャッシングなど |
WEB完結 | ◯ |
東京スター銀行にはおまとめローン(スターワン乗り換えローン)があります。利用限度額は最大1,000万円まで可能なので、複数のローンを十分にまとめられるでしょう。
申し込みから契約までWeb完結が可能で、公式サイトから「仮審査を申し込む」をタップします。仮審査に通ってから書類の提出になるので、事前に準備するものはありません。
金利は消費者金融のおまとめローンと比較して低金利な9.8%・12.5%・14.6%のいずれかより審査で決定します。
申し込めるのは満20歳以上65歳未満で年収が200万円以上の人。正社員や契約社員、派遣社員なら勤続1年未満でも申し込めますが、パートやアルバイトの人は対象外です。
電話での申し込みにも対応しているので、質問したい人はフリーダイヤルから申し込むと良いでしょう。
auじぶん銀行の借り換えコースには金利優遇制度がある
限度額 | 800万円 |
金利 | 0.98%~12.5% |
返済回数 | 最長10年 |
おまとめ対象 | 消費者金融、銀行、クレジットカードのショッピング、キャッシングなど |
WEB完結 | ◯ |
auじぶん銀行借り換えコースの金利は0.98%~12.5%となっており、通常の金利よりも0.5%の金利優遇措置があります。
ただし、適用されるには借り入れ可能額が100万円以上になるよう審査を通らなくてはなりません。100万円に満たない場合は「誰でもコース」の金利(1.38%~17.4%)が適用されます。
auじぶん銀行の「借り換えコース」は最大800万円まで借り換えが可能ですが、申し込む際にはau IDを登録することが条件です。
仮審査はなく簡単な借り入れ診断のみなので、審査結果は実際に申し込んでみないと分かりません。
申し込みから契約までWeb完結なので来店不要。24時間365日いつでも申し込み可能です。
組合員なら低金利のろうきんおまとめローン

ろうきん(労金)は、あまりなじみのない人も多いかもしれませんが、組合員になればローン商品を利用することが可能です。
入会金・年会費が無料のろうきん友の会に加入するか、個人会員として1,000円以上の出資金を支払うことで組合員の資格が得られます。生協に加入している人も対象です。
ろうきんにはおまとめローンという商品はありませんが、フリープランをおまとめローンとしてお金を借ります。
調査してみると「おまとめローン」として受け付けているのは下記のろうきんでした。Webから仮審査するろうきん以外は、来店によるローン相談を公式サイトから申し込めます。
ろうきん | ローン | 限度額 | 金利 | 仮審査 |
---|---|---|---|---|
新潟ろうきん | おまとめローン | 300万円 | 6.20%~9.80% | Web |
北陸ろうきん | おまとめ名人 | 1,000万円(会員外は500万円) | 7.7% | 窓口 |
東北ろうきん | アシスト500 | 500万円 | 5.0% | 窓口 |
沖縄ろうきん | おまとめ専用フリーローン | 500万円 | 3.8%~9.8% | Web |
四国ろうきん | 一本太助 | 500万円 | 5.1%~(変動) | Web |
ろうきんは営利を目的としていないため、ほかの金融機関と比較して低金利でお金を借りられます。
おまとめローンとは、複数の借り入れを一本化することで、返済日などの管理をしやすくし支払い負担を軽減することを目的とした商品です。
A社・B社・C社から借り入れている合計金額をおまとめローンで借り入れ、A社・B社・C社それぞれに一括で返済します。その後はおまとめローンの返済だけに集中すれば良いことになります。
金利引き下げを期待できる
おまとめローンを利用するメリットのひとつに、金利が低くなる可能性を挙げられます。金利が低くなれば利息の負担が減り、返済総額も少なくすることが可能です。
たとえば、以下のような借り入れをしているケースで考えてみます。
借り入れ先 | 借入金額 | 金利 |
---|---|---|
A社 | 50万円 | 18.0% |
B社 | 40万円 | 18.0% |
C社 | 30万円 | 18.0% |
A社・B社・C社からそれぞれ50万円・40万円・30万円(合計120万円)を年利18.0%で借り入れている人が、おまとめローンで120万円に一本化したとします。
利息制限法により、借入金額100万円未満の金利は18.0%が最高ですが、100万円以上の場合は最高15.0%までと決められています。
そのため、120万円におまとめした場合の最高金利は15.0%となり、3つ別々に返していくよりも支払う利息は少なくなるのです。
返済日を管理しやすい
複数の借り入れをしていると返済日もばらばらなので、どのローンが何日にいくらだったか忘れてしまったり勘違いしてしまったりすることも。
しかし、おまとめローンで借り入れを一本化しておけば返済日は毎月1回なので、期日や金額などを忘れることを回避できます。
1,000万円まで借りられるものもある
複数の借り入れを一本化するという特性上、利用限度額は高額であるほどおまとめできる可能性が高くなります。
例として、横浜銀行フリーローンや東京スター銀行 スターフリーローンなどは利用上限額が1,000万円まで可能です。
これらはおまとめローンという名称ではありませんが、事業資金以外の用途で借り入れ可能なため、おまとめとしてもお金を借りられます。
返済専用である
おまとめローンは貸金業法施行規則で「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約等」に指定されています。
カードローンでは借入限度額の範囲内で何度でも借り入れを繰り返せますが、おまとめローンは借り入れた後は返済のみを行っていきます。
そのため、返済中に借り入れをしたくなっても、おまとめローンで追加で借り入れすることはできないのです。
もしおまとめローンに追加借り入れを許してしまうと、利用者の負担が大きくなってしまい、顧客の利益保護を損なってしまう可能性があるからです。
借り換えとおまとめの違い
おまとめローンと混同されがちな商品に借り換えローンがありますが、両者には次のような違いがあります。
おまとめローンは現在契約中の複数の借り入れを一本化してまとめる商品のことで、借り換えローンは現在のローンからより金利の低い同種のローンに切り替える商品のことをいいます。

実際にはあまり大きな違いはありませんが、おまとめは一本化、借り換えは有利な商品への切り替えと考えると良いでしょう。
おまとめローン申し込みに必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 収入証明書類(源泉徴収票、確定申告書、課税証明書、住民税課税通知書など)
- まとめたいローンの返済予定表や残高証明書
借り入れ先によってはほかの書類も必要になることがあるため指示に従い準備しましょう。
#おまとめローン